先に合格した人は、受験を振り返って何を後悔しているのでしょうか。FFAの合格者20人に「こうしておけばよかったと思うこと」を聞きました。後悔なしと答えた人は8人、後悔ありと答えた人は12人でした。後悔の内容を5つに分けて、先にできる対策を整理します。
後悔なしの人は、何をしていたか
※2023年に受験した合格者20人のアンケートです。
後悔なしと答えた人の回答には、次のような姿勢が見られました。
- ・常に後悔を残さないように努力していた
- ・予備校や第三者の手を借りるなど、あらゆる手を使って行動した
- ・面接や筆記の評価の基準を確認し、何を犠牲にするかまで逆算して計画した
- ・日頃から消防士になる自覚を持って、行動や言動を意識した
「やれることはすべてやった」と言える状態を作ることが、後悔を減らす近道です。
合格者の後悔は、5つに分けられる
後悔ありと答えた12人の回答を、内容ごとに整理しました。
① 始める時期が遅かった
- ・論文対策をもっと早く、多く行えばよかった
- ・数的処理が苦手で、もっと前からコツコツやっておけばよかった
- ・模試の受験回数を増やして、捨てる科目と確実に取る科目を早く整理すればよかった
先にできる対策:開始時期の目安は、「消防士の小論文対策はいつから?合格者の開始時期と書いた本数」と、「合格者に聞いた、消防士試験の1日の勉強時間と開始時期の目安」で紹介しています。
② 生活のメリハリがなくなった
- ・受験年の1月に部活とアルバイトを辞めた結果、勉強と生活のメリハリがなくなった
- ・生活リズムを、最初から整えておけばよかった
- ・もう少し息抜きの時間を作ればよかった
先にできる対策:勉強する時間だけでなく、休む時間や起きる時間も、先に決めておきます。勉強しない日の過ごし方は、「合格者に聞いた、消防士試験の1日の勉強時間と開始時期の目安」にも書いています。
③ 志望先の見極めが遅かった
- ・受験する消防本部を、事前に訪問しておけばよかった
- ・受けたい自治体と、自分が受かる自治体の区別を、早くすればよかった
先にできる対策:志望先の情報を集め、志望動機の筋を作っておきましょう。作り方は、「消防士の志望動機の書き方」で解説しています。
④ 本番の精度が足りなかった
- ・問題文の読み間違いや、選択肢の選び間違いなど、ケアレスミスを連発した。練習から厳しくやっておけばよかった
- ・書類に書く文字を、もっと丁寧に書けるようになっておけばよかった
先にできる対策:練習の段階から、時間を測って、本番に近い形で解きます。ミスの原因を、読み違いか知識不足かに分けて、解き直しましょう。
⑤ 経験や基礎の積み上げ
- ・小さい頃から、読書をしておけばよかった
- ・消防団で、活動してみたかった
- ・進路を決める時に、工業系や情報系で、知識や資格を取っておけばよかった
先にできる対策:今から始められることを探しましょう。消防団や災害ボランティアは、面接で話せる経験にもなります。
過去の自分への助言(合格者の声)
後悔の有無にかかわらず、過去の自分への助言として、次のような声がありました。
- ・行動を早く移すこと。早めに動くこと
- ・強い覚悟を持って、今やるべきことに集中すること
- ・自分から逃げ道を作らず、作った逃げ道を塞ぐこと
- ・独学で難しいと感じたら、費用がかかっても、第三者に頼ること
- ・試験が続いて落ち込んでも、一つひとつ焦らず取り組むこと
体力試験について、もう少し時間を割いてもよかった、という声もありました。詳しくは、「消防士の体力試験の記録の目安|合格者20人の実際の記録と練習法」を参考にしてください。
後悔を減らす、今日からの3ステップ
合格者の後悔を、行動に置き換えると、次の3つになります。
- 開始時期を決める:筆記、小論文、面接、体力それぞれを、いつから始めるかを、試験日から逆算して決めます。苦手な科目ほど、早めの開始が安心です
- 生活のリズムを整える:起きる時間や、勉強しない日を決めます。部活やアルバイトを減らす場合も、勉強と生活のメリハリは残しておきます
- 第三者の目を入れる:小論文の添削や、面接の練習など、自分では気づけない点は、他の人に見てもらいます
どれも、試験の直前ではなく、準備の早い段階で決めておくほど効果があります。
自分の「後悔チェック」
受験の準備中に、次の5項目を確認してみましょう。
- □ 苦手科目と、小論文や面接の開始時期を決めている
- □ 勉強しない日や、生活のリズムを決めている
- □ 志望先の情報を集め、志望動機を言葉にしている
- □ 練習で、時間を測って本番に近い形で解いている
- □ 第三者に見てもらう機会を作っている
まとめ
合格者20人のうち、後悔なしが8人、ありが12人でした。後悔は、始める時期、生活のメリハリ、志望先の見極め、本番の精度、経験の積み上げの5つに分かれます。先に知っておけば、今から対策できるものばかりです。
試験全体の傾向は、「消防士試験に落ちる人の共通点」で整理しています。
FFAは、令和6・7年度で131名が合格した実績をもとに、筆記・小論文・面接を、一人ひとりの状況に合わせてサポートしています。「自分の準備に、抜けがないか分からない」という方は、無料相談で一度お話しませんか?
